brother PRIVIO DCP-J968N-B に買い換えた話

最近、ずっと長いこと使っていたプリンターがついに調子悪くなってしまったので、仕方なく買い換えた。

もともと使っていたのは、Canon PIXUS MP600 というインクジェット複合機。
今回買ったのは、brother PRIVIO DCP-J968N-B という、同じくインクジェット複合機。

時代も流れ、どう変わったかの比較も兼ねてメモ。

もともと使っていたMP600は学生時代に購入したもので、思えばかなりの長きに渡り故障もなく役に立ってくれた。
当時は大学生だったので、レポートだのなんだので、結構な頻度で印刷していたが、社会人になった現在、一気にプリンター機能の使用頻度が落ちてしまった。

そういった背景もあってか、今年の年賀状を作成する際、かなり久々にカラーで印刷しようとすると、見事に黒インクしか出なくなっていた。
クリーニング機能や、ヘッドの清掃など色々手は尽くしてみたが、使用していなかった期間が長すぎたのか、それともインク詰まりとは別の原因で故障してしまったかで、復旧ができなかった。

それ以降、しばらくはモノクロ設定でしのいでいたものの、ごく稀ではあるがカラー印刷もしたいケースもあり、家に複合機があるのに使いたいときに使えない状況を不便に思い、ついに買い換えを決意。

そして購入したのが、brother PRIVIO DCP-J968N-B。

Amazon|brother PRIVIO DCP-J968N-B ブラック

もともと使っていたMP600が2006年の秋発売で、今回買ったDCP-J968Nが2016年秋発売と、ちょうど10年も発売時期がずれている。
DCP-J968Nは、現在ではそこまでコンパクトな部類ではないが、本体サイズを比較してみると、新しいDCP-J968Nのほうがやや小さい。

写真の撮影角度的に少しわかりにくいが、MP600のほうが、幅、高さ、奥行きいずれもやや大きい。
DCP-J968N:400x172x341 mm
MP600:450x194x389 mm

ただ、個人的にはMP600のデザインのほうが高級感もあって好きだったりはする。笑

現在、プリンター製造メーカ各社とも、インクで儲けるビジネスモデルに振り切っていることもあってか、実勢価格はかなりDCP-J968Nが安い。

DCP-J968N:実勢1万円強
MP600:実勢2万円後半
※当然ながら、MP600は販売終了している

プリンターそのものとしては、2006年当時ですでにある程度完成されていたこと、かつbrotherがそこまで解像度にこだわっていないこともあり、印刷解像度は実は発売の古いMP600のほうが良かったりする。

DCP-J968N:6000×1200 dpi
MP600:9600×2400 dpi

スキャナの光学解像度としても、実はMP600のほうがスペックは高い。

DCP-J968N:最大1200dpi(主走査)×2400dpi(副走査)
MP600::最大2400dpi(主走査)×4800dpi(副走査)

ソフトウェア補間による読み取り解像度は両者とも最大:19200×19200と、これに関しては互角。

……あれ、DCP-J968N大したことないじゃん?

そう、複合機としての基本スペックはなんと10年前のMP600のほうが高い!
とはいえ、さすがに新しい分DCP-J968Nにしかない機能もちらほら。

  • ADF「オートドキュメントフィーダ」 (auto document feeder)
    →オフィスとかにある複合機みたいなイメージで、複数枚の原稿をセットしておけば、自動で給紙してコピーやスキャンが行える装置。コピーとかよく使う場合に地味に便利。
  • 無線LAN対応
    →いまどき当たり前?
  • スマホ・タブレットとの連携機能(NFCにも対応)
    →スマホの画像を直接印刷したり、逆にスキャンしたデータをスマホに転送したりできる。スマホ用の専用アプリもあり、意外と使い勝手よさそう。
    NFC(Near Field Communication) にも対応しているので、対応しているスマホを持っていればかざすだけで通信も行える。

そして、個人的に今回brotherを選んだ一番の理由は、ランニングコストが安そうなところ。
スペック上の印刷コスト自体はキヤノンやエプソンと大差ないが、ある程度のスペックを持っていて独立4色の機種って意外と少ない。

ぶっちゃけ、写真を印刷するシーンなんてごくごく稀で、基本的にはA4普通紙に印刷する程度。
しかも、使わないときにはめったに使わない。
となると、写真用にカラーインクがいっぱいあったり、顔料、染料で黒だけで2つのインクが必要だったりがなんか微妙……。

といったときに、DCP-J968Nはシンプルに4色構成なので、最低限のインクで済む!
あとついでに、自動でヘッドクリーニングしてくれる。
これ、人によって賛否両論だと思うが、使わないときにかなり放置するケースもある僕としては、電源いれたときだけではなく、必要に応じてプリンタ自身がメンテナンスしてくれるほうがありがたい。
実際、前のMP600も使わない期間が長すぎてヘッドが詰まって使えなくなった感じだし。

写真の印刷に関しては、個人的には一番Canonが好み。
ただ、もろもろのバランスを考えたときに、今の使い方だとbrotherのがお得に長いこと使えそうだと判断してこれにしました。

試し刷りしてみた感じでも、官製のインクジェット年賀はがきとか作るぐらいなら、特に不満のないレベルだと思うので特に問題なし!

使用頻度の低い方には、コストパフォーマンスのいい選択といえるのではなかろうか!

互換インクとかも色々あるので、メーカー保証期間が過ぎた後は検討してみてもいいかもしれない。
(純正インク以外を使用すると、メーカー保証受けられない場合があるらしい)
純正インクだと4色で3千円台後半だが、安いのだと4色で千円切るものも売っていたりしてびっくりする……。

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投稿者: オダ ヤスカズ

昭和最後の秋に生まれた、意外と感覚で生きてる理系男子。 それなりに多趣味。たぶん。 いわゆるSE。でも結構アナログ人間。 基本的にマイペース。

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